メールの設定で知っておくべきPOP3とIMAPの違い
iPhoneやメールソフトで設定する際に設定するメールの受信用プロトコル。 そんな実は意外と知らないPOP3とIMAPの違いについてまとめてみました。
メールの受信プロトコル(通信規約)
POP3、IMAPはどちらもメールの受信用プロトコルの種類です。
送信用のプロトコルはSMTPでほぼ統一されていますが、受信用のプロトコルには上記の2種類が存在致します。 IMAPはPOP3の後に作成されたプロトコルで両者には実は大きな違いがあります。
POP(Post Office Protocol)
メールサーバから、メールを端末にダウンロードする形式。
メールをローカルPCにダウンロードするこの形式は、毎回サーバーに接続する必要なく、 メールを読んだり整理したりすることができます。
1つのPCでメールを読んだりする人にはとてもよく、また、サーバーにメールを残さないため(設定にもよりますが) サーバーへの負荷も少なくなります。
IMAP(Internet Message Access Protocol)
メールサーバにメールを残したまま、メールボックスの一覧だけをパソコンに表示する形式。
現在のプロトコルバージョンが4ですので、IMAP4とも呼ばれます。
複数の端末で同じメールボックスを読む人にはうってつけですが、 サーバーにメールを残したままですと、負荷もかかる為注意が必要です。
どちらもメールサーバーに対応されているものしか使うことができず、 サーバーによってはPOPしか対応していないものも多くあります。
ちなみに、メールを設定する際の注意点としてはメールのポート番号があります。
最近のメールソフトやmacなどは自動で抽出してくれますが、うまく送信や受信我できない場合は下記の設定を確認するようにしましょう。
受信ポート番号
POP3の場合:110
IMAPの場合:143
送信ポート番号
SMTP:587(これまでは25でしたが、今日では迷惑メール対策としてOP25B(Outbound Port25 Blocking)を導入している場合が多く上記の設定が必要になる場合が多いです)
メールの設定では、大抵の場合ローカルのメールソフトの設定ミスが多く送受信が失敗してしまいます。
上記の他にもSSLの設定でもよく失敗しがちなので、
上記を試してみてそれでもうまくいかない場合は ご利用のサーバー会社にお問い合わせをしてみましょう。