MacユーザーのためのRancher Desktopが重い場合の対策法
はじめに
Docker Desktopが有償化し、無償のRancher Desktopを代わりに利用するユーザーが増えているかと思います。
Rancher DesktopはDockerコマンドをそのまま利用でき、Dockerと同様にローカル環境で簡単にKubernetesやDockerコンテナを実行、管理、開発できるように設計されているため、移行も簡単です。
ただし、Macユーザーの場合速度面で重くなったりし得るためその設定をご紹介いたします。
MacでRancher Desktopを高速化する設定方法
Preference -> Virtual Machine -> Hardwareの設定を上げる
初期値が低すぎるので、マシンスペックに合わせてあげてください。
アプリケーションのビルドが通らなかったりします。
Preference -> Virtual Machine -> Volumesの設定をvirtiofsに変更
重くなる大きな原因の一つが、VMとローカルマシン間でのファイル同期のため、Virtiofsの設定を行うとファイルシステムのパフォーマンスを最適化し、ホストとゲスト間のファイル共有を迅速に行うことができます。
この設定をしないとまともなスピードが出ない場合があります。
Preference -> Virtual Machine -> Emulationの設定をVZに変更
最後に
まだまだ開発中のアプリのため、動作や設定に不具合もありますがDocker環境が無償で使えるのはとてもいいですね。
気になる方はぜひご利用してみてください。