iPhoneアプリをわけのわからないまま作ってみた。初めてのアプリ開発[前編]
以前仕事でiphoneアプリの制作に携わったのだが、
アプリ開発の言語Object-Cの基本すらわからないまま制作しておりました。
まぁプログラム言語は基本C言語ですので、なんとなくはわかるのですが、
結論からいうと審査がかなり面倒でした。
技術的なアプリ開発の仕方などは別でご紹介しますが、今回は全容を載せておきます。
私の制作過程・アプリ概要
制作から納品まで約4ヶ月程度。アプリとしてはアプリ内部でブラウザを表示するというシンプルなものでした。
当初アプリ開発を始めるに当たり本を1冊買い、かるーく30ページほど流し読みし開発(^^;)
Web上では数多くのサンプルコードがあったおかげで、1週間程度でとりあえずの完成に至りました。
ようやく完成・・・・と思いきや、アップロードに苦労する
iphoneアプリの開発で手間取る1つの原因としては、バージョンアップかと思います。
iOSのみならず、開発環境であるX-CODEのバージョンなどもあり、お使いのmacOSではインストールできないという事態もあります。
私の場合、それはクリアできたのですが、X-CODEのバージョンの違いから本で載っている情報とWeb上で検索された情報にくい違いが起きており、
試行錯誤して、かなり苦労した気がします。(2,3日程)
あとは審査のみだと安心しきっていたが、ここからが本番でした・・・・。
アプリをアップしてから、約1週間。初のReject(却下)
ゆうなれば、どんなにすごいアプリを作ったとしても、 アップルの審査に通らなければ、そのアプリはAppleStoreに公開されません。(ローカルでインストールはできますが)
正しく杞憂していた通り、Appleからリジェクト通知を頂きました。
ちなみにiphoneアプリはアプリをアップすると、質問を投げかけられる専用の掲示板をいただけます。(Resolution Center)
アップ後、In Review(審査中)となり待つこと3日。
メールが届き再度iTunes Connectを確認するとStatusがRejectedに・・・・
理由は下記の2点ような内容でした
2.12: Apps that are not very useful, are simply web sites bundled as apps, or do not provide any lasting entertainment value may be rejected
→利便性を提供しないアプリ、”単にwebサイトをバンドルしただけのアプリ”、 継続的にエンターテイメントを提供できないアプリはリジェクトされる。
うん・・・確かに・・・・ブラウザ表示させているだけだもんね・・・これは改善しなくては
20.2: Official rules for sweepstakes and contests, must be presented in the app and make it clear that Apple is not a sponsor or involved in the activity in any manner
→懸賞やコンテストの公式ルールとして、Appleが主催ではないことを明らかにし、いかなる方法でも関与しないということをアプリ内で明記しなければなりません
アプリ内でクーポンチケット画面を表示させていたのが原因でした。
質問・回答の無限ループ
20.2に関してはクーポン画面にAppleと無関係であるという文章を付け加えることでOKでしたが、
2.12に関してはWeb画面を直せばよかったのですが、あまりにもあいまいで、どこまで直せばいいのかわからなかったので、
どうにかAppleに訴えれば何とかなるかと思い質問をしました。
「どこをどう直せばいいのか教えてくれ」と英訳サイトでつたない英語の質問をしたのですが、これがすべての間違いでした。
相手はアメリカ人(カリフォルニアの方かと)。返ってくる答えは全て曖昧な返事。
It would be appropriate to add native iOS functionality to provide more robust user experience. While we do not pre-approve apps
「より強健なユーザー・エクスペリエンスを提供する在来のiOS機能性を加えることは適切でしょう。」
なんのこっちゃと!!! あとはひたすらガイドラインを見てくれの繰り返し。
これだけで1ヶ月ほど押し問答を繰り返す羽目になるのでした。
無駄なやり取りの繰り返し・・・仕方ない。
あまりにも通じないのでAppleの日本語サポートセンターに電話をかけます。
帰ってきた答えは「あくまで、アプリのことはカリフォルニアのApple本社で行われるため、こちらではわからない」とのことでした。(まぁたしかに)
やっぱりResolution Centerにて質問を投げかけるしかないとわかりました。
やり取りをするうちに、少しだけ明確な答えが返ってきたのでその点を修正することになります。
要は通信スピードがあまりにも遅いというので、読み込みの改善と メニュー部分をInterface Builderを使い、iOS独自の機能(ボタン配置)を使用することになります。
帰ってきた答えが下記でした。
10.6 The user interface of your app does not meet expectations. →クオリティが低いアプリはだめです。
今回の前進はリジェクト理由が変わったことでした。要はクオリティを高めればいいんだと少しは希望が見えてきます。
次回は「初めてのアプリ公開まで」後編をお送りいたします。